みきわめ直前の実車教習は、思い起こせばみきわめのコースを覚えることばかりに集中していて運転技術についておろそかになっていたようです。
50代ともなると1週間をすぎる頃には、体で記憶出来ていることは教わったことの一部だけ。昔のように体でどんどん吸収して覚えていける年齢ではないようです。やはり何度も繰り返し頭で覚えて、体にたたきこむことにしました。課題の総復習のまとめです。
もう忘れてる!?課題の細かいポイント
2段階へと進みだんだん運転に慣れてきてからというもの、バイクの操作がだいぶ適当になっていた私。適当な運転でもなんとかなるのは調子のいい時のみだったようで、暗いコースや苦手な教習車になっただけでグダグダと崩れていく運転技術。
まだみきわめの前で良かったと反省し、自分の教習ブログをあらためて読み返してみました。すると(そうだった、そんなアドバイスを言われた!)と忘れていた課題のポイントがたくさん見つかりました!
2段階みきわめ前の総復習!【発進停止Uターン編】
立ちゴケしない乗り降り
- 乗る時や降りる前にまず、一瞬左足のみでそっと立ってバイクが地面に対してまっすぐかどうかバランスの確認をする ※ここでバイクが傾いていると片足では支えきれません
- ハンドルを右にめいっぱい傾けて乗り降りをする
- 乗る時にバイクをまたいだら右足はすぐに後輪ブレーキへのせ、地面についた左足は常につっかえ棒のように伸ばしておく
スムーズな発進停止
- 発進はまず後ろを確認しウインカーを出す
- アクセルを3000回転位まであげ、ゆっくりクラッチをつないでいく
- 発進後、アクセルウィーン→アクセル戻すと同時にクラッチを握りシフトアップ→ゆっくりつなぐ ※以下繰り返し→アクセルウィーン→アクセル戻すと同時にクラッチを握りシフトアップ→ゆっくりつなぐ
- 停止は1.前輪ブレーキ、2.後輪ブレーキ の順番「1、2」のタイミングでブレーキ
- クラッチをきり最後左足をのばして地面へつく
- 目標の停止場所に少し距離があるときは、半クラッチでつなぎながら目標の停止位置までバイクをもっていく
アクセルとクラッチの繊細な操作
- 半クラッチを保つ時は、クラッチレバーは半クラッチの場所を指で引っ掛けて固定しておくイメージ
- アクセルは遊びの部分(アクセルを回しても回転数が上がらない部分)があるため、0から回すのではなく、0〜2(遊び)をすぎて、2からスタートして回すイメージ
Uターン
- Uターン時は絶対に前輪ブレーキを使わない!ほぼコケる。 ※後輪ブレーキのみ
- アクセルを一定に開けて半クラ固定にし、後輪ブレーキを少し引きずりながら回ると、バイクが安定する
- 大事なのはいつでもニーグリップと前傾姿勢
- もしバイクを傾けるのが難しい初心者は無理せずクランク風(ハンドルを押すように曲がる)でまがる ※車体をあまり傾けずに曲がれるため、右足がつけない右回り時に特におすすめ
2段階みきわめ前の総復習!【課題走行編①】
8の字走行【2速で後輪ブレーキのみ・半クラッチはなし】
- 2速で進入し8の字で減速に使うのは後輪ブレーキのみ ※カーブ中は前輪ブレーキ厳禁!ほぼコケる ※半クラッチはほぼ必要なし
- 目線は外側のラインにそって先へ先へ送る。曲がる方向へ肩ごと送りバイクを傾けて曲がること。入り口は斜めに侵入すると入りやすい。
- 8の字では怖い時ほどニーグリップ。くるぶしを内股にして添わせるようにすると良い。
- セルフステアで曲がったハンドルは、内側に曲がりすぎないようにそっと手で押さえるだけ※右回りは右手で、左回りは左手で進行方向に曲がったハンドルを8の字のラインにあわせて微調節するためにそっと押さえるだけ
- 前傾姿勢にすると8の字を曲がるのが楽で怖くない
スラローム【1速スタート→すぐに2速へ(後輪ブレーキとアクセル※使わなくても良い)】
- 目線は最後のコーンを常に見る
- スタート時アクセルを3000回転くらいまで上げるとすぐに2速に入りやすい
- 1速スタートすぐに→2速 入ったらあわてずクラッチをゆっくりと自分でつなぐという意識をもつ ※最初に曲がるコーンまでにクラッチをつなげばよいので慌てない
- 人馬一体 ※下半身はケンタウロスのように
- スキーのスラロームのようにバイクを傾けて曲がる→頭は地面と垂直のまま、肩と下半身でバイクを傾けるイメージ ※ハンドルはバイクを傾けると勝手に曲がるので手で微調整のみ。セルフステアの邪魔をしないこと
- コーンの斜め45度の1m手前からコーンの裏に回り込むイメージ
- 右回りの場合、コーンの回りを右手側ハンドルが弧を描くようにまわる ※左回りはコーンの回りを左手側ハンドルが弧を描くように
- コーン手前でチョンと後輪ブレーキ→バイクを傾けるきっかけになる
- アクセルを使うなら、後輪まで真っ直ぐになった瞬間にブンッと少しだけまわす ※アクセルは使わなくても可。使わなくても9秒なら可能
一本橋【1速スタート・アクセル3000回転で一定・半クラッチ一定】
- 橋に対して真っ直ぐバイクを置く。一瞬左足を上げてバイクが傾いていないか確認
- 目線は前を真っ直ぐ見る(橋はうっすら下に視界に入る程度)、肩と腕は脱力、前傾姿勢
- 最初に左足を前方に着く(バイクが垂直に立っているか確認)バイクが動き出したら足でそっと地面をうしろへ押すようにスタート
- アクセル2〜3 ブォーオオオ クラッチをじわーっと離すスタート→アクセルそのままずっとキープ→車体が一本橋に乗りきったら半クラ固定→降りる前にアクセルを戻す
- スタート時にアクセルとクラッチを見ずに前を向く。音で半クラッチをとらえるようにする
- 橋に乗る瞬間うでを脱力してショックを吸収すること。乗るまではスピード早めで良い
- 渡っている最中に頭を動かさない。ずっと一本橋の先を見て頭は平行移動🐤🐤🐤🐤🐤
- 橋の上でハンドルを左右に小刻みにふるとさらに良い(肩は動かさずうでの先だけでふる)
- とにかくニーグリップ!下半身のみでバランスを調節。落ちそうになるほどニーグリップ。逆に上半身は力をぬく
2段階みきわめ前の総復習!【課題走行編②】
クランク【1速で、半クラッチで調節】
- なるべくカーブの外側から入ってカーブの内側へ向かう。内輪差を意識してまがる
- 1速で半クラッチで入る。その後は後輪ブレーキと半クラッチで調節 ※ほぼ切った半クラッチ〜ほぼつなげた半クラッチ 半クラッチの段階を使い分けてスピード調節
- 目線は次の曲がり角→次の出口と先へ先へ
- 曲がる時に怖いときほどニーグリップを強める!人馬一体ケンタウロス化
- ハンドルを手前に引くというよりも、逆側のハンドルをそっと押して曲がるイメージをもつ
急制動【1速スタート・シフトアップは2回】
- 2速で早めに時速42〜43kmまでひっぱり、すぐに3速にいれ速度キープ
- 3速に入れた後はアクセルを回さず速度をそのままキープしてちょうどコーンのあたりで時速40kmになる
- コーンの真横というよりバイク1台分手前くらいから、前輪ブレーキ7対後輪ブレーキ3の割合で同時にブレーキ
- ブレーキの効き始めは少し遅れるので、バイク1台分手前でブレーキをぎゅうう~~~とにぎるとコーン横からちょうどブレーキが効き出す
- 前輪ブレーキ7:後輪ブレーキ3の割合 前輪ブレーキはぎゅっではなく、ぎゅううーーと片手で雑巾を絞るようににぎる ※クラッチはすぐに握らない!※後輪ブレーキはロックしないように弱め一定に踏む
- 止まる時は3速のままでよい。停止する直前にクラッチをきる ※エンストしても減点はなし
坂道発進
- 2速で坂を登っていき1速に入れてクラッチを早めにきり、坂の途中の停止線で停止(後輪ブレーキ主体で前輪ブレーキは弱め)
- 坂の途中で停止したら後輪ブレーキをしたまま→アクセルを3000回転まで上げてそのままキープ→半クラッチへ(半クラッチになると音が小さくなる)→半クラッチを保ち→後輪ブレーキを離すと同時にさらにアクセルを回して坂道発進
- 坂の上の頂上で2速へ入れる→2速のまま下る→スピードが速かったら後輪ブレーキで調節
- 坂道発進の際にエンストするのは、たいていクラッチのつなぎが雑になっているか、アクセルの回転数が不足しているかのどちらかなので、しっかりアクセルを回す
最後は頭の中でコースを走ってみた!
この課題走行の復習を終えて、実際にみきわめコースを頭の中で走ってみました!椅子に反対向きにまたがり手にはハンドル代わりの棒を持ち、クラッチやアクセル、ブレーキも意識してシミュレーション走行です(笑)。
他に誰もいなかったので、「ういーーーーーん ガシャガッシャ、ぶおおおおお」と声に出してアクセル音や変速の音つきにしました(笑)。外から見たら車好きの幼児(※おばさん)状態。こうして2段階のみきわめに挑んだわたしでした。