何回か一緒に教習を受けた教習生の中に、教官から「バイク乗りのサラブレッド✨だねえ」と言われている高校生男子🧑🏻がいます。
ご両親ともにバイク乗り。小さいときからバイクの後ろに乗って育ち、今では原付きを乗り回し、やっと念願かなって普通二輪免許教習に通える年齢になり通い始めたという男子です。
生まれながらのバイク乗り?!
いやその子のセンス(若さも?)のすごいこと。教習では難なく課題をクリアしていき、教官も「君は勝手に自習で走ってていいよ 〜」という状態でした。
彼がはじめて乗ったはずのビッグスクーター(AT講習)でクランクもスラロームもスイスイ。前を走る教官が原チャリ(その日ビッグスクーター体験が多く、数が足りなかったため)なのに、その後をビッグスクーターでスイスイ走るサラブレッド青年という図がちょっとシュールでした。
教官が、「親がバイクに乗ってるから影響を受けて来た子は多いよ。親がアニメ好きだと子どももアニメ好きになるし。子どもはすごく親の影響をうけるよねえ。」と言っていました。実はうちの子どもたちも親の影響を受けて、親と似たような進路を選んでいます。逆にわたしは子どもたちからも影響を受けてバイクの免許を取りたくなりました。
その高校生男子は、教官も羨ましがっていた高級グローブを使っていて“バイク乗りのサラブレッド”の匂いがプンプンしていました♪
サラブレッド青年の高級グローブ
サラブレッド青年が使っていた高級グローブがどの位優れている商品なのか、教官が説明してくれました。ご両親ともにバイクに乗られているということなので、きっといい商品というものをご存知なのでしょう。そのころペアの教習生のわたしは近所のコンビニで買った作業用の200円台の手袋・・・💧
こちらのメーカーのものなのですが、バイクでは小指が骨折しやすいため小指と薬指がくっついた仕様になっていたり、手のひらを着く場所にクッションがはいっていたり、とても機能性が考えられてつくられているグローブでした。
ビッグスクーターは戦車
わたしもサラブレッド青年とは別の日に、ビッグスクーターのAT講習をうけました。
教官たちは、ビッグスクーターを“戦車”と呼んでいるそうです。いや縦にも横にも本当に大きい戦車・・・。押して移動するにも、ものすごく重くセンタースタンドをかけるのにも一苦労。ところがなぜか引き起こしはマニュアルバイクより軽く感じました。重さの重点が違うからなのでしょうか?
【ビッグスクーターで走ってみての感想】
まるでソファーにすわって走っているみたい(笑)でした。ニーグリップができないので、椅子から前へずり落ちそうになってしまうので足で前にふんばりながら走りました。シフト操作がないので操作は簡単なのですが、アクセルを回してからバイクが反応するまでの時間差があり、操作になかなか慣れなかったです。
わたしはこの大きな車体でS字やクランクを曲がれる気がしませんでした。AT教習は、わたしともう一人も女性の教習生だったので、外周とゆるい曲がり角だけの教習で終わりになりました。教官が“戦車”でのクランク等はこの二人の教習生には難しいと判断したのでしょう。この大きな車体が倒れたら・・と考えると怖いので助かりました。サラブレッド青年は初めてでクランクも通れていたのでやっぱりすごい。“バイク乗りのサラブレッド”おそるべし。
将来原付きは運転するかもしれませんが、ビッグスクーターは、たぶん一生運転することはないでしょう。二人乗りの後ろですと快適そうです。一生に一度のビッグスクーター体験、とても面白かったです。