思い切って教習所に申し込みをした時はまだ暑い残暑が残る季節でしたが、いつの間にか冬になっていました。とうとうアラフィフおばさんの無謀な挑戦が終わりました。普通二輪の卒業検定に合格しました！！㊗️
2回目の卒業検定の朝、富士山
今回の卒業検定の朝は快晴でとてもいい天気でした。教習所からは富士山がきれいに見えて、思わず携帯で写真を撮りました。富士山が大好きな私は、なんだか今日はいけそうな気がしました。
今回は前回とは違うAコース。早めに教習所に着きAコースを復習していると、卒業検定を受ける予定の他の教習生が3名到着！全員大型二輪を受けるミドルエイジの男性3名でした。わたしは、大型二輪の方たちというだけでバイクの検定なんて余裕なのかと思っていたのですが、男性3名みなさんすごく緊張しているようでした。卒業検定はみんな緊張するんだなあ。
今日の検定員は写真記憶の出来る教官でした。すごい記憶力の持ち主ですが、人の顔は全く覚えられないそうなので私のことも忘れていそうです（笑）
この写真記憶型教官の話はこちら↓
緊張をおさえて集中力を高める呼吸法
息をすーっと吐き続ける→すべて吐ききったら大きく息を吸い込む→またふーーーーーとゆっくり全て吐く
この呼吸法をすると副交感神経が優位になって緊張が和らぎ集中することが出来るようです。1回目の卒業検定の時は頭が舞い上がっていたのですが、今回は呼吸法のおかげか1回目の卒業検定より落ち着く事ができました。
大型二輪の3名の男性達から検定が始まりました。普通二輪の私がいちばん最後でした。待合室で待機している時、何回もお世話になった体育会系教官にグッドラック👍🏻の合図をされました。
よし！目指せ完走！とにかく完走だ！🔥
いざ2回目の卒業検定へ！なんとコースを間違える💧
わたしが乗るバイクは、大型二輪の方の検定中に教官が使っていたバイクだったので、すでにちゃんと暖まっていて今までに乗った中で一番運転しやすいバイクでした！ギアもすごく入りやすい。
出発の前に一瞬アクセルをブォーンとしてしまい焦る…どうやらハンドルをギュッと握っていたようでした。危ない危ない…まずは上半身をリラックスすることが大事！
【坂道発進】Aコースは外周後すぐに坂道発進。坂道発進は得意なので難なく通過。
【8の字】そしていざ前回脱輪した8の字へ・・・。昨日の自転車夜練があるから大丈夫！慎重に8の字に入りゆっくり通過し無事に出口へ・・・ホッとしたらなんと、8の字の出口を間違えて“左折”なのに“右折”してしまい教官にクラクションで止められました😱
あ〜ここ左折ですよ！もう一回8の字からやり直してください
（げっもう一回8の字をやるのぉマジか・・・😨）と思ったらなんだか吹っ切れました。そしてもう一度もどって8の字へ。2回目の方が上手くスムーズに通れました。「ニーグリップ〜！！！」と1段階だったころのわたしを思い出し声に出しながら通過しました。そこからは、もう恥ずかしさも消えて声に出しながら進んでいきました。
【スラローム】小回りUターンも補習の成果もあっていい感じにスラロームのスタートラインへ到着。スラロームもいつも通りほどほどのタイムで通過。そしてずっと苦手だったけれど最後は得意になってきた一本橋へ。
私「次一本橋ー行きまーす！」と声に出す。「待ってて北海道ー！！！」←これ、もしかしたら教官にも聞こえていたかも（笑）
【いざ一本橋】バイクで橋に乗るも、真ん中ではなくなんと橋の端っこに乗ってしまう！あわわ落ちるヤバッ🤯と思ったけれど、ニーグリップとハンドルでなんとか持ちこたえ、最後まで無理やり渡りきりました。いやあ一本橋危なかったです。焦った・・・なんとか残しました。「ああああ！一本橋危なかったあーー💦」と、教官に思わず話しかけていました。
【急制動】ラッキーなことに路面が少し濡れているとのことで3本目。一瞬速度が足りてないかと思いましたが、2回目が無かったのでOKでした。
【あと残すはクランク】（これで最後だ！）と一瞬頭によぎったけれどすぐに考えないようにしてやることだけに集中しました。踏切通過からのクランクです。出口を間違えないように踏切の時点で「クランクは出て右！」と唱えました。クランクは速度が少し遅いかな・・・と思いつつなんだかよくわからないうちにクランク終了。パイロン接触なし！右に曲がってあとは外周を残すのみ！まるで最後はウイニングランです！
日差しが気持ちいい。ああ終わるんだ〜楽しかった〜。
発着所で止まり、補習の時に入れ忘れたニュートラルにきちんといれる→足が震えてガクガクしていたので一回落ち着いて左足を曲げずにピンと伸ばし、立ちゴケをしないようにゆっくりと時間をかけて降りました。最後にサイドスタンド。ああ！終わった。完走できた！
バイクを降りた後に教官からの講評がありました。
公道でも安全運転で気をつけてね。一本橋よく残しましたね。公道ではあんな道はないですから（笑）
この言葉を聞いて、ああこれは合格したんだなと思いました。
卒業検定の合格発表と卒業式
全員の卒業検定が終わって待合室で待機。15分後くらいに検定員の教官が現れ「全員合格です」と告げられました。ああ、本当に終わった。
このあと夕方から卒業式があるので一旦全員帰りました。帰り道、嬉しいのになんだかお腹が痛くなってきました。考えるほど後から緊張が襲ってきて笑えてきてしまいました。ああよかった〜一本橋危なかった。バイク教習は悩んだりもしたけれど、なんだかんだ楽しかったな・・・でも検定はもう嫌だ💧二度とやりたくないです。
夕方に再度みなさん集合して卒業式がありました。そこで念願の卒業証明書をいただきました！じわーーっと嬉しさがこみ上げてきました😭
ライダーのスタートライン
劣等生のおばさんでしたが根気よく教えてくださった教官方、励ましてくださった受付の方ありがとうございました。一緒にペアになって教習を受けてくれた方々、迷惑かけたと思いますがツーリング先で会いましょう。
何度も補習を受けた劣等生のアラフィフのおばさんでもバイクの免許を取ることが出来ました。年齢を理由にしてなかなか踏み出せなかった世界ですが、やっとライダーのスタートラインに立つことが出来ました！！
